リサイクルショップが近年増えていることから「リサイクルショップって儲かるの?」、「リサイクルビジネスで独立起業してみようかな?」って考えている人も以外に少なくないんじゃないかと思います。

もしかしたらあなたの住んでいる地域でもリサイクルショップがこの数年で増えたなあと思うかもしれませんが、それはリサイクル市場自体の規模が大幅に拡大している証拠であり、拡大していて時代の波に乗っているということは、環境利益が得られやすく儲かりやすい商売って言い換えられます。

よくお客様に「リサイクルショップなんかでやっていけるの?」って言われることがあるんですが(失礼ですよね苦笑)、十分にやっていけます。

もしもリサイクルショップで起業独立を考えているなら参考にしてもらえたらと思います。

リサイクルショップは粗利率70-80%の儲かるビジネスモデル

リサイクルショップでどれくらい儲かるのか?ということは、これは戦い方にもよるしどれだけ集客して在庫の回転を良くするかにもよりますが、一人で開業したとしても1ヶ月100万円くらいは十分に稼ぐことが可能だと思います。

というのも、リサイクルショップの場合はいかに安く買い取って、いかに高く売るのかが儲けを出す大きなポイントになるので、仕入れを安く抑えることができれば間違いなく利益が出るビジネスモデルです。

買取りに使う仕入れコストを除いた粗利益で70-80%以上は十分に可能で、そこから人件費や広告宣伝費などの経費を引いても30-40%くらいは十分に残せます。

例えば、想定売価が10万円のモノの場合、2万円で買い取ることも十分に可能で、色々な経費を考えたとしても営業利益で3万円は十分に手元に残せるということです。

これだけ粗利が高いビジネスモデルなので上手く集客さえできれば間違いなく儲けられます。

ぼくのところでも、個人でリサイクルショップをやっていますが平均粗利率でだいたい75%くらいです。

リサイクルショップで儲けられるかどうかは戦い方による

しかし、ここで肝心なことは集客がいかに出来るか?という部分。

在庫の回転はなんとでもなると思いますが、何より集客が出来ないと売る物も仕入れれないので売り上げを立てることすら出来ません。

なので、リサイクルショップを開業するにしても、どうやって戦っていくのかは大きなポイントです。

資金が潤沢にある方なら、知名度もあがるし、圧倒的に集客力が違いますから店舗を構えていくのが良いと思います。

しかし、資金の少ない方なら出張買取り専門のリサイクルショップで十分だと思います。

出張買取り専門にすれば営業利益率が高くなる

うちのリサイクルショップでも、個人レベルだけど利益は残っているほうだと思うんですが、それは出張買取り専門のリサイクルショップにしているからです。

出張買取り専門のリサイクルショップにすることで、固定費をグッと抑えることが出来るのでそれだけ利益が出やすい体質になります。

粗利70-80%という数字も出張買取りにしているからこそ叩き出せる数字です。

ちなみに、うちは営業利益率はもう少し低いですが、雑費や研修費で結構使ってしまっているからです。

このあたりを抑えられれば40%くらいは十分に可能です。

平成29年度1-12月の粗利率75.9%

これが店舗型のリサイクルショップとなると、人件費などの固定費がグッと上がってしまうので営業利益は低くなってしまいます。

粗利率は高い商売ですが、経費が高くなるのはあまり良くないので、仮に店舗型にしたくても開業して資金ができるまではしなくて良いんじゃないかと思います。

というのも、リサイクルショップの場合は物販なのでキャッシュフローは悪くないですが、10万円の営業利益を出そうと思ったら30万円~40万円くらいの売り上げを立てないといけないわけです。

仕入れで言えば、簡単に見積もって6~8万円くらいです。

仕入れありきでしか利益が出ないですし、30~40万円の売り上げを出そうと思うと商品個数をある程度売らないといけなくなります。

1商品の販売単価が6,000円だとすると500個以上を販売しないといけなくなるんです。

なので、固定費があがると粗利率が高くてうま味のあるビジネスなのに、うま味が削られて行ってしまうんです。

だから最初はなるべく固定費を下げて、リサイクルショップ特有の粗利率の高さを最大限に活かす形で開業するのがベストかなって思います。

出張買取りのリサイクルショップなら準備するものも少ない

実際に出張買取り専門のリサイクルショップを開業するにあたってどんなものを準備したら良いの?ってところですが、準備するべきものって実はそんなにありません。

(店舗型のリサイクルショップを開業しようと考えている人には参考になるところは少ないと思います。)

今ぼくが0からスタートするにしても、これだけあれば開業可能だよなってものだけをピックアップしておきます。

必ず必要になるもの

古物許可証

これからリサイクルショップをやろうと考えていているなら店舗型、出張型に関わらずすぐにでも取得申請しなければいけないアイテムです。

中古の物を売買して行商を行うのであれば古物許可証は必ず必要です。

もしも、無許可で営業して売買すると「懲役3年または100万円以下の罰金」が課せられてしまいます。

古物商許可証は警察へ届け出を出すだけで取得できます。

リサイクルショップを開業するにあたって、公的な機関などへの申請や承認が必要なわけではないので、この古物許可証さえ準備できればリサイクルショップの開業はできてしまいます。

取得申請は必要書類を提出するだけです。

取得するにあたっては19,000円が必要で、申請から取得までは1か月から2か月程度掛かります

古物許可証は営業所の所在地、または個人の場合は自宅を管轄する警察署に届け出を出せば取得できます。

取得申請の仕方や書類の書き方については別の記事にて具体的に書いています。

古物許可証の取得申請までの具体的ステップ

ちょっと余談ですが、ぼくが古物許可証を取得したのは2006年で中古車輸出をするために取得したんですが、この頃から転売やリサイクルの仕事が加熱し始めたように思います。

今思えばそれが理由だったのか、警察署に「古物許可証を取りたいんですけど・・・」と言うと、結構な質問攻めにあった覚えがあります。

今から10年以上も前になるので記憶が曖昧ですが、

「どこから仕入れるのか?」
「どこに保管するのか?」
「誰に販売するのか?」
「どうやって販売するのか?」

みたいなことを聞かれたんじゃないかと思います。

多分ですが、この頃から急に取得する人が増えたので明らかにとりあえず取得しておこうみたいなノリの人は断るようにしていたのかなと思います。

プラスアルファで必要になるもの

出張買取りのリサイクルショップを始めてからこれまでを振り返ってみて、ぼく自身が最初にこれだけ準備すれば十分と考えるものをピックアップします。

固定電話の電話番号
名刺
チラシ
買取り準備金
オークファン

少なすぎて拍子抜けしてしまうかもしれませんが、はっきり言ってこれだけあればリサイクルショップの開業はできてしまいます。

他には何もいりません。

しかし、あくまでも出張買取り専門のリサイクルショップの場合です。

それでは一つづつ簡単に説明していきます。

固定電話の番号

固定電話の番号はあったほうが良いと思います。

携帯番号の記載されているチラシも見かけますが、やはりイメージが違うのであるに越したことはありません。

実際に、ぼくのお店を利用してくれるお客様の声を聞いてみると「地元の電話番号だと安心する」という声が少なからずあります。

もしも自分が利用したいサービスがあったとして、そのチラシに固定電話ではなく携帯番号が書かれていたら躊躇してしまいますよね?!

チラシは人の心を動かす必要があるので、心理的ハードルが高くなるようなことは省いていかなければいけません。

ユーザビリティを考えれば当然、固定電話の番号が必要なのは明白です。

名刺

出張買取りでお客様のご自宅に伺うにあたって名刺が無いのは致命的です。

ただでさえ怪しい仕事なので、名刺が無いとなると不信者以外の何者でもありません。

最近は、電話営業や飛び込み営業で押し買いをする業者が問題になっています。

そういった業者と同じように見られてしまいますし、人前に出る社会人として当然のアイテムなので必ず用意しましょう。

ところで、名刺に記載するお店の名前は「エコショップ」「リサイクルショップ」などは入れたほうが良いです。

後からお客様が見返した時に、リサイクルショップと一目でわかるようにしておけばリピーターに繋がる可能性もあります。

しかし、税務署に届ける開業届には屋号は入れなくても良いと思います。

ぼくのところで言えば、名刺にはリサイクルショップの文言は入れていますが、開業届けには入れていません。

チラシ

出張買取りのリサイクルショップであれば、チラシからの集客は即効性があるので取り入れるべきです。

チラシ集客で反応が得られれば一気に軌道に乗せることが出来ます。

ぼく自身もこの仕事を初めた当時からチラシで順調に集客することが出来たので、初月から営業利益で100万円を超えることが出来ました。

それくらい即金性があるので、例え元手が少なかったとしてもすぐに膨らましていくことが可能です。

しかし、残念ながらチラシはただ単に自分の書きたいことを書いても反応率はあがらないです。

より反応が取れるチラシにするためにはそれなりに考えて作る必要があります。

うちで使っているチラシは、良いエリア、良い時期で0.03%程度の反応を得ています。

1,000枚で3件ほど。
10,000枚で30件ほどです。

チラシの作り方については、また別途記事にしたいと思います。

また、ちょっと話はそれますが集客は他のリサイクルショップのチラシの影響や季節などの外部要因でも大きく変わってくるのでそのあたりも頭の片隅に入れておくと良いと思います。

買取り準備金

買取り準備金は仕入れにあたるコストなので必ず必要ですね。

あればあったに越したことはありませんが、最初は20-30万円あれば十分かと思います。

ぼくも借金生活から抜け出したタイミングで元手30万円で始めて、初月から100万円の営業利益を出すことが出来ました。

年商で換算したら3,500万円ほどです。

1年で100倍以上のリターンになる計算です。

以上がリサイクルショップを開業するにあたって準備しておくべきアイテムです。

見ていただいてわかるように、準備することって実はほとんどありません。

準備することが少なくて、資金も少なく始められるので参入障壁が低いとも言いえます。

参入障壁が低いので、その分ライバルもどんどん参入してきます。

また、いざ開業したところでそこはただのスタート地点ということは忘れないようにしなければいけないです。

独立起業は開業してからが本番で、開業後はどんな状況でも戦い続けなければいけないですからね。

ライバルが近くに出店しようが関係ありません。

お客様に選ばれ続けなければ存続できなくなってしまうので、開業後は色々とやるべきことはあります。

例えば、人脈作り、異業種との提携、ホームページ、ブログ作り、集客方法の拡充、情報収集、情報発信、販路拡大、バイト・外注を入れて事業拡大などなど、です。

最初のうちはビギナーズラックで、良いチラシさえあれば売り上げを立てられると思いますが、1年も経つと状況は必ずと言って良いほど変わってきます。

そうなった時には、いや、そうなる前に、以上のようなことも予め頭の中に入れて準備をしていくのが望ましいですね。